ごあいさつ
2015年3月31日 Magic: the Gathering コメント (16)3週間も前の話になりますが、五城楼杯49thにご参加いただき、ありがとうございました。引っ越しやら何やらでバタバタしていて、落ち着いて日記を更新できませんでした。
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高校生の頃、青森に住んでいた僕は、狂ったようにマジックで遊んでいました。そして、首都圏の大学に進学し、PWCや五竜杯といったイベントに毎週参加することに憧れていました。色々あって、首都圏ではなく仙台へ進学することになりましたが、首都圏には及ばないものの地方中枢都市だし、大きなイベントもそれなりにあるだろうと思っていました。
それは幻想でした。仙台に越してきて初めて参加した草の根のイベントでは、参加者が10人程度で、しかも主催者が寝ていました(いま思い返してみれば、こういうのも、のどかで良かったのかもしれません)。プレリリーストーナメントとPTQがあるのは良かったもの、マジックを楽しむ環境は地元とほとんど変わりませんでした。当時はカードショップもなく、書店やゲーム屋さんに申し訳程度のデュエルスペースがあるだけでした。このような状況は、僕を絶望させました。
間もなくして、これは本当に運が良かったと思うのですが、仙台のPTQで優勝し、いろいろな人と知り合う機会に恵まれました。その中でも、当時仙台でジャッジとして活躍していたsaitomuさんに声をかけてもらい、いくつかのイベントに携わり、ジャッジとしての経験をすることができました。イベントの運営スキルをある程度身につけたとき、まともな草の根のイベントがないのなら、自分で主催してしまおうと考えました。
はじめの頃は、イベントに何人のプレイヤーが来てくれるのか、心配で仕方ありませんでした。大げさかもしれませんが、イベントの参加者が少ないとき、自分のやっていることが意味がないのでは、と感じることもありました。これは、運営が軌道に乗った最近でも変わりません。
大勢のプレイヤーに参加してもらえるようになったのは、僕の努力というより、プレイヤーのみなさんに支えてもらったことが大きいと考えています。例えば、会場の設営・撤収は、主催者の自分がお願いしなくても、そこにいる参加者の方がお手伝いしてくださいます。毎回、お菓子や飲み物の差し入れも大変助かりました。また、ブログでのイベントのレポートを通して、宣伝にご協力いただきました。会場にも、個性あるキャラクターが多く揃い、イベントを盛り上げ、楽しい雰囲気ができていました(これは煽りではなく)。
嬉しかったことに、いつのまにか、五城楼杯で入賞したことがある、ということが東北地方での一種のステータスになっていたようです。イベントにある程度の”格”がついた、というのは、主催者としては冥利に尽きます。
イベントを運営する上では、自分がプレイヤーだったら毎回出たいイベントにする、ということを心がけました。特に、運営方式や賞品、雰囲気など、理想のイベントについて、DDDさんに何度も相談させていただいた記憶があります。すべて思った通りできた訳ではありませんが、まずまず良いイベントになったかな、と思います。ちなみに、五城楼杯というキーワードでGoogle画像検索すると、イベントの写真が羅列され、思い出のアルバムみたいになります。これ、結構お気に入りです。
主催していて最も嬉しかったことは、高校生の子が入賞し、賞品をもらって喜んでいたことです。五城楼杯では、高校生以下の参加費は無料としており、上位8名には賞品を出しています。スイスラウンドでTOP8に残ったその子が「無料で参加してパックが貰えるんですか!?やった!」と喜んでいたのが、とても微笑ましかったです。また、転勤や就職で他県に移動したプレイヤーが、お盆や年末などの時期に参加することで、同窓会の役割ができていたことも良かったです。
やり残したこととしては、トーナメント志向のプレイヤーをもっと増やすことでしょうか。GPなどのプレミアイベントで入賞したプレイヤーが、五城楼杯のおかげでここまで来れた、と言ってくれるのが密かな目標でしたが、そのために具体的な方策を打ち出したわけではなかったので、しょうがないですね。また、もう少しプレイヤーのみなさんと楽しく絡めばよかったこともあります。イベントの主催者を始めた頃には、ほとんどの参加者が自分よりも歳上なので、敬語を使っていました。そして、9年間、その習慣を直すタイミングを掴めませんでした(笑)。そのおかげで、周囲の人には硬い印象を与えていたのではないでしょうか。またどこかでお目にかかるときには、気軽に話しかけてもらえれば幸いです。
さて、4月からは神奈川県に移りますが、何かしらの形でマジックとは関わっていきたいと考えています。それがプレイヤーなのか、ジャッジなのか、主催者なのかはまだ決まっていませんが。
みなさまには大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
またどこか、グランプリの会場などでお会いしましょう。
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高校生の頃、青森に住んでいた僕は、狂ったようにマジックで遊んでいました。そして、首都圏の大学に進学し、PWCや五竜杯といったイベントに毎週参加することに憧れていました。色々あって、首都圏ではなく仙台へ進学することになりましたが、首都圏には及ばないものの地方中枢都市だし、大きなイベントもそれなりにあるだろうと思っていました。
それは幻想でした。仙台に越してきて初めて参加した草の根のイベントでは、参加者が10人程度で、しかも主催者が寝ていました(いま思い返してみれば、こういうのも、のどかで良かったのかもしれません)。プレリリーストーナメントとPTQがあるのは良かったもの、マジックを楽しむ環境は地元とほとんど変わりませんでした。当時はカードショップもなく、書店やゲーム屋さんに申し訳程度のデュエルスペースがあるだけでした。このような状況は、僕を絶望させました。
間もなくして、これは本当に運が良かったと思うのですが、仙台のPTQで優勝し、いろいろな人と知り合う機会に恵まれました。その中でも、当時仙台でジャッジとして活躍していたsaitomuさんに声をかけてもらい、いくつかのイベントに携わり、ジャッジとしての経験をすることができました。イベントの運営スキルをある程度身につけたとき、まともな草の根のイベントがないのなら、自分で主催してしまおうと考えました。
はじめの頃は、イベントに何人のプレイヤーが来てくれるのか、心配で仕方ありませんでした。大げさかもしれませんが、イベントの参加者が少ないとき、自分のやっていることが意味がないのでは、と感じることもありました。これは、運営が軌道に乗った最近でも変わりません。
大勢のプレイヤーに参加してもらえるようになったのは、僕の努力というより、プレイヤーのみなさんに支えてもらったことが大きいと考えています。例えば、会場の設営・撤収は、主催者の自分がお願いしなくても、そこにいる参加者の方がお手伝いしてくださいます。毎回、お菓子や飲み物の差し入れも大変助かりました。また、ブログでのイベントのレポートを通して、宣伝にご協力いただきました。会場にも、個性あるキャラクターが多く揃い、イベントを盛り上げ、楽しい雰囲気ができていました(これは煽りではなく)。
嬉しかったことに、いつのまにか、五城楼杯で入賞したことがある、ということが東北地方での一種のステータスになっていたようです。イベントにある程度の”格”がついた、というのは、主催者としては冥利に尽きます。
イベントを運営する上では、自分がプレイヤーだったら毎回出たいイベントにする、ということを心がけました。特に、運営方式や賞品、雰囲気など、理想のイベントについて、DDDさんに何度も相談させていただいた記憶があります。すべて思った通りできた訳ではありませんが、まずまず良いイベントになったかな、と思います。ちなみに、五城楼杯というキーワードでGoogle画像検索すると、イベントの写真が羅列され、思い出のアルバムみたいになります。これ、結構お気に入りです。
主催していて最も嬉しかったことは、高校生の子が入賞し、賞品をもらって喜んでいたことです。五城楼杯では、高校生以下の参加費は無料としており、上位8名には賞品を出しています。スイスラウンドでTOP8に残ったその子が「無料で参加してパックが貰えるんですか!?やった!」と喜んでいたのが、とても微笑ましかったです。また、転勤や就職で他県に移動したプレイヤーが、お盆や年末などの時期に参加することで、同窓会の役割ができていたことも良かったです。
やり残したこととしては、トーナメント志向のプレイヤーをもっと増やすことでしょうか。GPなどのプレミアイベントで入賞したプレイヤーが、五城楼杯のおかげでここまで来れた、と言ってくれるのが密かな目標でしたが、そのために具体的な方策を打ち出したわけではなかったので、しょうがないですね。また、もう少しプレイヤーのみなさんと楽しく絡めばよかったこともあります。イベントの主催者を始めた頃には、ほとんどの参加者が自分よりも歳上なので、敬語を使っていました。そして、9年間、その習慣を直すタイミングを掴めませんでした(笑)。そのおかげで、周囲の人には硬い印象を与えていたのではないでしょうか。またどこかでお目にかかるときには、気軽に話しかけてもらえれば幸いです。
さて、4月からは神奈川県に移りますが、何かしらの形でマジックとは関わっていきたいと考えています。それがプレイヤーなのか、ジャッジなのか、主催者なのかはまだ決まっていませんが。
みなさまには大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
またどこか、グランプリの会場などでお会いしましょう。
コメント
早ければ4月か5月にでもすぐ会いそうですね・・・
書きたいことは沢山ありますが、書き出したらキリがないので手短に挨拶だけに留めさせていただきます。
おそらく最も早い段階であれば5月のモダマス2のGP千葉辺りでお会いできるかと思います。そのときはまたぜひ皆揃ってご飯でも食べに行きましょう!
全ての五城楼杯に感謝を。
大変お世話になりました。
そして今後共よろしくお願いします。
新天地でも楽しめる事を祈っております!
初参加でもすんなり溶け込めて、温かく迎え入れていただけたことで、
今でもMtGを続けられているのだな、とあらためて感じます。
Ei-mさんの姿を見て、「ジャッジをやってみたいなぁ」と思ったのも事実です。
北関東の片田舎は仙台に比べたらレベルは低いし普及度もまだまだですが、
地域に根ざした企画をしていければと思います。
今まで本当にありがとうございました!
追伸)デルバーがいつまでたってもひっくり返らずジャッジに笑われた事案は一生忘れません。
自分はもう何年も前に愛知に引っ越してしまったので、
後半の五城楼杯を直接見ることができなかったのが心残りですが、web経由で盛り上がりを実感していました。
マジックは続けていれば世界のどこかで会えるのが魅力だと思います。
GP等のPEでまた会いましょう!
福島からだとある程度の規模の大会に参加しようとすると、五城楼杯が一番近く、レベルも高いので、GP前の調整などとても練習になりました。wikiで第一回の大会結果から見ていくと懐かしさもあり、その当時どんなデッキ使ってたなぁとか余韻に浸ったりしてます。レベルが高いだけに優勝の壁が高く、TOP8に残っても中々優勝出来なかったりして、悔しい思いをしたのも良い思い出です。
今後とも何処かでお会いする機会があったら、宜しくお願いしますm(_ _)m
仙台に戻ってきてから、レガシーで楽しめたのも五城楼杯があったからこそです。
プレイヤーとして対戦する機会がなかったのが残念です。
Ei-mさんがどの道を進むにしても、充実したmtgライフをおくれますように。
マジックやってる限り『出身:五城楼杯』 『主な戦績:五城楼杯優勝』ってのは誇りです
ありがとうございました!
お疲れ様でした。TKコング氏が大会主宰した以降の仙台のマジックを支えたのはEi‐m君の努力の賜物だと思いますよ。あまり五城楼杯には参加できなかったけど、大会自体は雰囲気良かったしねぇ。
まあ、くどもの2階で楽しんでた頃はこんなに長くやってるプレイヤーになるとは思わんかったよ。社会人になるとやっぱり時間が無くなるけど、細々とでも良いから続けてな。
TKコングさんの主催していたグラコロが終わった後、
Ei-mさんがレガシー部門を開催してくれていなかったら、俺はMTGを引退していました。
MTGを今も続けられているのも、MTGを通して多くの友人に知り合えたのもEi-mさんのおかげです。
本当にありがとうございました。
関東の大規模な草の根大会に参加するようになって、あの人数の大会×2を1人で運営するEi-mさんの手腕に改めて驚かされました。
またお会いできる日を楽しみにしています!
グラコロ五城楼杯でのEi-mさんのウィット溢れるアナウンス、大好きでした。飲みの後お宅にお邪魔したりファイナルズに遠征したりと、Ei-mさんとの思い出は尽きません。仙台でマジックを趣味として続けることができたこと、本当に感謝しています。
Ei-mさんの新天地でのご活躍、心からお祈り申し上げます。
仙台でマジックを趣味として続けられたのは五城楼杯があったからです。今後はEi-mさんに負けないくらい東北のMTGを盛り上げるべく大会運営も頑張っていきます。
自分がスタンダード、レガシーともにカジュアル勢から脱却したきっかけとなったのが五城楼杯でした。
また、そこから繋がったコミュニティのお陰で今の今までMTGを続けられたし、大会自体は勿論、その後の食事会なども毎月の楽しみとなっていました。
またどこかでお会いできる日を!お疲れ様でした!
後半は距離が離れてしまったこともあり、なかなか参加できませんでしたが、どの大会も楽しい思い出ばかりです。
僕にとっては何時迄もEi-m師匠です!ありがとうございますございました。
大会の和気藹々とした雰囲気が凄く良くて、一度だけのつもりが可能な限り毎回参加するようになって、身内以外と対戦する楽しさを知ってからはGPにも遠征するようになって…と、今まで以上にMTGを楽しめるようになったのは五城楼杯があったおかげです。
参加できたのは最後の3年間だけでしたが、たくさんお世話になりました。今までありがとうございました!