俺がりんを育ててるのか
俺がりんに育てられてるのか

ちょいちょいわからなくなる


祖父の訃報で訪れた祖父の家で、30歳の独身男、ダイキチは一人の少女と出会う。その少女、りんは祖父の隠し子であった。望まれぬ子であったりんを施設に入れようと言う親族の意見に反発したダイキチは、りんを自分が引き取り育てると言った。こうして、不器用な男としっかり者の少女との共同生活が始まる。(Wikipediaより転載)


シチュエーションとしては「よつばと!」が近いけど、こっちの方が現実的で深刻。二人三脚でいろんな苦難を乗り越えていく子育てを描く。素朴な絵柄もあいまって、萌えとは違った子どもの"可愛さ"をよく表現できている。

子どもは親がいないと生きていけないけど、その逆もまた然りだと思う。親も、子どもがいないと生きていけない。親は、世話をする子どもがいて親でいられる。守るものがある、ということが、親である人間のレゾンデートルになっているんじゃないか。親子の愛は一方通行じゃない、そんなことを考えさせられる作品だった。

読むと親になってみたくなる一冊。すごいおすすめ。

コメント

さとしん
2010年1月28日1:24

人生の伴侶がみつかったんですか?

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