0と1の境界
2009年4月16日 Magic: the Gathering コメント (3)「デッキに入っていないカードは引けない。」
なんだ当たり前のことを、と思うかもしれないが、これはデッキ構築における最も基本的な事実である。この原理を、見方を変えて書き直すとこうなる。
「1枚でも入っているカードは、引くことができる」
「引くことができる」といっても、引く可能性がある、というだけで、イカサマでもしない限りは都合の良いタイミングでそのカードを手に入れることはできない。しかし、ゲームの終盤で構築戦なら約3%、限定戦なら約5%の確率でそのカードをトップデッキできるのである(数値は概算)。
僕の尊敬するマジックプレイヤーの言葉に、次のようなものがある。
「《爆片破/Shrapnel Blast》をデッキに4枚入れるのは《爆片破》を引きやすくするためじゃない。4枚目の《爆片破》を引くためだ。」
そう、「デッキに入っていないカードは引くことができない」のである。この"0と1の差"は大きい。
<今日のまとめ>
《溶岩の斧/Lava Axe》をトップデッキして勝つと気持ちいい。
コメント
とりあえず、溶岩の斧は意外と活躍することがあるんだよねw
自分が構築するときは入れるパーツは基本4積み(よくて3枚)か全部サイドかの極端な思考に陥りやすいので、この"0と1の差"の話は勉強になりました。
トースト等のカードスロットの調整に気をデッキが上手い人は、こういった考えが上手い人なんでしょうね。
相手が20点あるつもりで守るライフを、こっちは15点削るつもりで戦うことができますからね。結構この差は大きいと思います。クリーチャーにも飛んだら御の字なんですがw
>紡さん
僕も「デッキに入れるカードは4枚ずつが最強」だと思っているので、1枚ずつカードを取っていく構築手法はあまり理解できません。ただ、本文にも書いたように、ある場面であるカードが欲しいとき、デッキにそのカードが入っていないことには引けませんから、トップデッキして嬉しいカード(かつ普段はあまり必要でないカード)を散らしておくのは、そんなに悪くないことなのかも知れません。