「デッキに入っていないカードは引けない。」


なんだ当たり前のことを、と思うかもしれないが、これはデッキ構築における最も基本的な事実である。この原理を、見方を変えて書き直すとこうなる。

「1枚でも入っているカードは、引くことができる」


「引くことができる」といっても、引く可能性がある、というだけで、イカサマでもしない限りは都合の良いタイミングでそのカードを手に入れることはできない。しかし、ゲームの終盤で構築戦なら約3%、限定戦なら約5%の確率でそのカードをトップデッキできるのである(数値は概算)。

僕の尊敬するマジックプレイヤーの言葉に、次のようなものがある。

「《爆片破/Shrapnel Blast》をデッキに4枚入れるのは《爆片破》を引きやすくするためじゃない。4枚目の《爆片破》を引くためだ。」


そう、「デッキに入っていないカードは引くことができない」のである。この"0と1の差"は大きい。



<今日のまとめ>
《溶岩の斧/Lava Axe》をトップデッキして勝つと気持ちいい。

コメント

こーぎ
2009年4月18日1:34

溶岩の斧と書くと弱そうだが、勝つために「本体に5点の猛火」と書くと強く見え・・・ないかな?

とりあえず、溶岩の斧は意外と活躍することがあるんだよねw

紡
2009年4月18日22:07

はじめまして。
自分が構築するときは入れるパーツは基本4積み(よくて3枚)か全部サイドかの極端な思考に陥りやすいので、この"0と1の差"の話は勉強になりました。
トースト等のカードスロットの調整に気をデッキが上手い人は、こういった考えが上手い人なんでしょうね。

Ei-m
2009年4月20日1:46

>こーぎさん
相手が20点あるつもりで守るライフを、こっちは15点削るつもりで戦うことができますからね。結構この差は大きいと思います。クリーチャーにも飛んだら御の字なんですがw

>紡さん
僕も「デッキに入れるカードは4枚ずつが最強」だと思っているので、1枚ずつカードを取っていく構築手法はあまり理解できません。ただ、本文にも書いたように、ある場面であるカードが欲しいとき、デッキにそのカードが入っていないことには引けませんから、トップデッキして嬉しいカード(かつ普段はあまり必要でないカード)を散らしておくのは、そんなに悪くないことなのかも知れません。

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