BitterLoamのこれから
2009年3月8日 Magic: the Gathering コメント (2)ちょっと間が開きましたが、PTQ後の感想と今後の改良案について。
まず、《虚空の杯/Chalice of the Void》が非常に厳しいと感じました。X=1では《カラスの罪/Raven’s Crime》がシャットダウンされてしまいますし、X=2ではこのデッキの核とも言える《壌土からの生命/Life from the Loam》が機能しなくなってしまいます。しかも、《罪+罰/Crime+Punishment》の採用により、X=2で設置された《杯》にはメイン・サイド合わせて対処が出来ないことが分かりました。このシチュエーションをケアするのなら、《燻し/Smother》を《化膿/Putrefy》に戻すか、《罪+罰/Crime+Punishment》を《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》に戻すかしなければなりません。どちらにしろ、ビートダウンに対する耐性が若干にしろ落ちてしまうことを覚悟する必要がありそうです。ちなみに、僕なら《化膿/Putrefy》の汎用性も捨てがたいですが、重さが命取りになりそうなので後者を選択します。
また、ZOOに対して、終盤に《幽霊街/Ghost Quarter》で赤マナソースを無くす、というゲームプランがありましたが、流石に夢見すぎでした。そこで終盤にライフを安全圏まで持って行ける手段を考えてみたのですが、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》や《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》+《変わり谷/Mutavault》+《壌土からの生命/Life from the Loam》という手段こそあれ、発掘によってライブラリを掘るか素直にカードを引くかの判断が必要になるので、《吸命/Syphon Life》を採用してはどうか、ということに落ち着きました。これなら、相手のクロックを外した後にひたすら発掘し、《蟲の収穫/Worm Harvest》または《壌土からの生命/Life from the Loam》から《変わり谷/Mutavault》をセットしてクロックを作った後、《吸命/Syphon Life》でライフをリカバリする、という一貫したプランが選択できます。終盤なら2回の回顧は余裕でできるので、毎ターン4点以上のドレインが見込め、《ベイロス》での回復プランに見劣りしないと思います。
最後に、現在のエクステンデッド環境においてBitterLoamは非常に有力な選択肢であると思います。環境をリードするエルフ・フェアリーに有利な上、それを追うZOOや親和といったデッキとも戦えるためです。唯一ストーム系のデッキは苦手ですが、勝つパターンは用意してあるので、絶対に勝てないというわけでもありません。重い・強いというトロンのようなデッキが流行ってくれば、不利な戦いを強いられることになりそうですが、そのようなデッキはエルフ・フェアリー・ZOO・親和に押さえ込まれるために台頭できません。このような勢力図が続く限りは、BitterLoamを使い続けてもいいかな、と思ってもいます。
PTQシーズンに向けて調整に励んでいるプレイヤーの参考になれば幸いです。ご意見・ご感想お待ちしております。
まず、《虚空の杯/Chalice of the Void》が非常に厳しいと感じました。X=1では《カラスの罪/Raven’s Crime》がシャットダウンされてしまいますし、X=2ではこのデッキの核とも言える《壌土からの生命/Life from the Loam》が機能しなくなってしまいます。しかも、《罪+罰/Crime+Punishment》の採用により、X=2で設置された《杯》にはメイン・サイド合わせて対処が出来ないことが分かりました。このシチュエーションをケアするのなら、《燻し/Smother》を《化膿/Putrefy》に戻すか、《罪+罰/Crime+Punishment》を《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》に戻すかしなければなりません。どちらにしろ、ビートダウンに対する耐性が若干にしろ落ちてしまうことを覚悟する必要がありそうです。ちなみに、僕なら《化膿/Putrefy》の汎用性も捨てがたいですが、重さが命取りになりそうなので後者を選択します。
また、ZOOに対して、終盤に《幽霊街/Ghost Quarter》で赤マナソースを無くす、というゲームプランがありましたが、流石に夢見すぎでした。そこで終盤にライフを安全圏まで持って行ける手段を考えてみたのですが、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》や《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》+《変わり谷/Mutavault》+《壌土からの生命/Life from the Loam》という手段こそあれ、発掘によってライブラリを掘るか素直にカードを引くかの判断が必要になるので、《吸命/Syphon Life》を採用してはどうか、ということに落ち着きました。これなら、相手のクロックを外した後にひたすら発掘し、《蟲の収穫/Worm Harvest》または《壌土からの生命/Life from the Loam》から《変わり谷/Mutavault》をセットしてクロックを作った後、《吸命/Syphon Life》でライフをリカバリする、という一貫したプランが選択できます。終盤なら2回の回顧は余裕でできるので、毎ターン4点以上のドレインが見込め、《ベイロス》での回復プランに見劣りしないと思います。
最後に、現在のエクステンデッド環境においてBitterLoamは非常に有力な選択肢であると思います。環境をリードするエルフ・フェアリーに有利な上、それを追うZOOや親和といったデッキとも戦えるためです。唯一ストーム系のデッキは苦手ですが、勝つパターンは用意してあるので、絶対に勝てないというわけでもありません。重い・強いというトロンのようなデッキが流行ってくれば、不利な戦いを強いられることになりそうですが、そのようなデッキはエルフ・フェアリー・ZOO・親和に押さえ込まれるために台頭できません。このような勢力図が続く限りは、BitterLoamを使い続けてもいいかな、と思ってもいます。
PTQシーズンに向けて調整に励んでいるプレイヤーの参考になれば幸いです。ご意見・ご感想お待ちしております。
コメント
といっても俺は例のあれしかないわけだが…。