少女は世界と戦うために、甘い弾丸を撃ち続ける。
現実主義の女子中学生・なぎさと、自分を人魚だと言い張る不思議な転校生・藻屑。2人の少女の出会いが、甘く切ない思春期の痛みを呼び寄せる。(Amazon.co.jpより転載)



カバ雄先生に貸してもらった一冊。桜庭一樹原作のライトノベルをコミカライズしたもの。

「早く大人になりたい」と願う女子中学生・山田なぎさと、突飛な言動で周囲から敬遠されている転校生・海野藻屑。"現実"を直視し、日々それと闘うなぎさは、楽観主義的な藻屑を嫌うが、親交を深めていくうちに藻屑も自分と同じように"現実"と闘っていることを知る。ネタバレになるので彼女たちの"現実"の内容については触れないが、ライトノベルにしてはショッキングな展開のオンパレード。しかも絵柄が綺麗・可愛い系で、痛々しい物語をよりいっそう印象づける。

そんな彼女たちの闘いも終わりを迎えることになるのだが、読後に残るのはポジティブともネガティブとも取れない複雑な余韻。個人的には大団円な終わりが好みだけど、こういうのもアリかな。

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