漫画であれ小説であれ、ゲームであれアニメであれ、ある作品を評価する際にはその作品の良い点(長所)と悪い点(短所)が注目されます。ここで、いわゆる信者と呼ばれる人々は良い点を持ち上げ、アンチは悪い点を強調して評価します。良い点や悪い点を「偏って」評価するために、信者やアンチといった疎まれがちな人間が生まれてしまうのです。

では、このような長所と短所を、「偏らずに」評価することは可能でしょうか?残念ながら、それはほぼ不可能と言わざるを得ないでしょう。なぜなら、偏りがないことを示すために作品の要素を表す数値などのデータを用いようとしたとき、我々にはこれらのパラメータを定量的に表すことが非常に難しいからです。そもそも、評価する際にあたり人間ひとりひとりの物差しが違うのですから、”定量”などという概念が成立しえないはずです。

ということは、すべての受け手は作品を「偏って」評価していることになります。その偏りは多くの場合、個人的な好みに起因するでしょう。例えばファンタジーが好きな人は、ある作品の中にそのような要素が出てくるだけでその作品を高く評価するでしょうし、作品中のある一シーンが非常に印象的という理由でその作品全体の評価が決まってしまうということもありえます。つまり、酷く乱暴な言い方をすれば、我々は度合いはともかく「信者的」であるか「アンチ的」であるのです。それもとても自分勝手に。しかしそれは仕方のないことですし、人様に迷惑をかけない限りは問題の無いことだと思います。

さて、ここまで当たり前のような話をしてきましたが、結局何が言いたいのかというと、僕はやっぱりあの会社の作品は好きになれないって事です。個人的な感情に起因する理由で。

コメント

nophoto
ニックネーム無し
2007年10月13日23:53

京都?

Ei-m
Ei-m
2007年10月15日0:26

やたらと銃器を持ち出したがるあのゲームメーカーです。

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