Owling Mineとその対策
2006年3月7日コメント (3)プロツアーホノルルで面白いデッキがありましたね。
Owling Mine(Antoine Ruel)
2《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》
11《島/Island》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
4《蒸気孔/Steam Vents》
1《山/Mountain》
4《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》
4《吠えたける鉱山/Howling Mine》
4《差し戻し/Remand》
4《未達の目/Eye of Nowhere》
4《ブーメラン/Boomerang》
4《万の眠り/Gigadrowse》
4《疲労困憊/Exhaustion》
4《突然の衝撃/Sudden Impact》
4《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》
Sideboard:
1《脱出/Evacuation》
1《マナ漏出/Mana Leak》
4《脳髄の渦/Cerebral Vortex》
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》
3《仇麻呂の凝視/Gaze of Adamaro》
3《双つ術/Twincast》
1《ゴブリンの捻術師/Goblin Flectomancer》
(放課後まじっく倶楽部より)
俗に言うターボバウンスですね。《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》がなかなかいいフィニッシャーで、これを思いついた人は偉いと思います。1マナクリーチャーの多いZoo系統のデッキには厳しそうですが、オロゾフ以下のコントロールにはめっぽう強そうです。
そこで、今日はこのデッキの対策を考えてみたいと思います。
Owling Mineの武器は誰が見ても明らかなように「土地のロック」です。《ブーメラン/Boomerang》をはじめとするバウンス呪文で、こちらが思うように動けないうちに《吠えたける鉱山/Howling Mine》と《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》にサポートされた《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》と《突然の衝撃/Sudden Impact》で決める、といった動きをするようです。
ロックされないようにするには土地を多く出せればいいわけですから、真っ先に思いつくのは《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》《花盛りの夏/Summer Bloom》あたりでしょうか。1ターンに2枚以上土地が出せれば、1枚くらいバウンスされてもなんとかなるはずです。
しかし、この2枚は入るデッキが思いつきません。そもそも《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》を出すくらいなら《密林の猿人/Kird Ape》を出して殴っていたほうが良さそうですし、《花盛りの夏/Summer Bloom》は相手が先攻だと2ターン目に打たせてはくれなさそうです。
ところで、僕がこのデッキの対策を考えたときに、一番初めに思いついたのは《ゾンビの横行/Zombie Infestation》でした。(生憎、スタンダードでは使えませんが・・・)相手のダメージソースはこちらの手札が増えないと機能しないわけですから、こちらから手札を減らしてしまえばいいわけです。しかも同時に2/2のトークンという攻め手を得られるのですから、こんなにぴったりなカードはないでしょう。しかしながら、前述したとおり《ゾンビの横行/Zombie Infestation》はスタンダードでは使えません。そこで、このカードに似たカードをスタンダードから探してみることにします。
手札を捨てることができればいいんです。
なるべく軽い方がいいんです。できれば1マナ。
・・・
・・・
・・・
聡明な読者の方はもうお気付きだろう。
そう、
《空虚自身/One with Nothing》
ですよ。
《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》でダメージを受けることはないでしょうし、《突然の衝撃/Sudden Impact》は多くても3、4点しか入らないでしょう。後は相手のバウンスが切れるまで待ってから悠々と勝ちに行けばいいんです。
プロの使ったデッキがコピーされるのは世の常。きっとOwling Mineも様々な大会で使われていくでしょう。これまで日の目を見なかった100円レアを、紳士のたしなみとしてサイドボードに3、4枚挿しておく時代がやってきたのです。
注)この日記はフィクションです
Owling Mine(Antoine Ruel)
2《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》
11《島/Island》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
4《蒸気孔/Steam Vents》
1《山/Mountain》
4《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》
4《吠えたける鉱山/Howling Mine》
4《差し戻し/Remand》
4《未達の目/Eye of Nowhere》
4《ブーメラン/Boomerang》
4《万の眠り/Gigadrowse》
4《疲労困憊/Exhaustion》
4《突然の衝撃/Sudden Impact》
4《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》
Sideboard:
1《脱出/Evacuation》
1《マナ漏出/Mana Leak》
4《脳髄の渦/Cerebral Vortex》
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》
3《仇麻呂の凝視/Gaze of Adamaro》
3《双つ術/Twincast》
1《ゴブリンの捻術師/Goblin Flectomancer》
(放課後まじっく倶楽部より)
俗に言うターボバウンスですね。《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》がなかなかいいフィニッシャーで、これを思いついた人は偉いと思います。1マナクリーチャーの多いZoo系統のデッキには厳しそうですが、オロゾフ以下のコントロールにはめっぽう強そうです。
そこで、今日はこのデッキの対策を考えてみたいと思います。
Owling Mineの武器は誰が見ても明らかなように「土地のロック」です。《ブーメラン/Boomerang》をはじめとするバウンス呪文で、こちらが思うように動けないうちに《吠えたける鉱山/Howling Mine》と《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》にサポートされた《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》と《突然の衝撃/Sudden Impact》で決める、といった動きをするようです。
ロックされないようにするには土地を多く出せればいいわけですから、真っ先に思いつくのは《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》《花盛りの夏/Summer Bloom》あたりでしょうか。1ターンに2枚以上土地が出せれば、1枚くらいバウンスされてもなんとかなるはずです。
しかし、この2枚は入るデッキが思いつきません。そもそも《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》を出すくらいなら《密林の猿人/Kird Ape》を出して殴っていたほうが良さそうですし、《花盛りの夏/Summer Bloom》は相手が先攻だと2ターン目に打たせてはくれなさそうです。
ところで、僕がこのデッキの対策を考えたときに、一番初めに思いついたのは《ゾンビの横行/Zombie Infestation》でした。(生憎、スタンダードでは使えませんが・・・)相手のダメージソースはこちらの手札が増えないと機能しないわけですから、こちらから手札を減らしてしまえばいいわけです。しかも同時に2/2のトークンという攻め手を得られるのですから、こんなにぴったりなカードはないでしょう。しかしながら、前述したとおり《ゾンビの横行/Zombie Infestation》はスタンダードでは使えません。そこで、このカードに似たカードをスタンダードから探してみることにします。
手札を捨てることができればいいんです。
なるべく軽い方がいいんです。できれば1マナ。
・・・
・・・
・・・
聡明な読者の方はもうお気付きだろう。
そう、
《空虚自身/One with Nothing》
ですよ。
《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》でダメージを受けることはないでしょうし、《突然の衝撃/Sudden Impact》は多くても3、4点しか入らないでしょう。後は相手のバウンスが切れるまで待ってから悠々と勝ちに行けばいいんです。
プロの使ったデッキがコピーされるのは世の常。きっとOwling Mineも様々な大会で使われていくでしょう。これまで日の目を見なかった100円レアを、紳士のたしなみとしてサイドボードに3、4枚挿しておく時代がやってきたのです。
注)この日記はフィクションです
コメント
あとMWSでターボバウンスだと思ってたのはどうやらこれだったみたいです。