Toy Soldier解説
2005年5月5日 Magic: the Gatheringアスさんから許可をいただきました。わーい。
ということで先日のToy Soldier俺チューンを解説。
KIG(Konbu is God) - Mamo’s Toy Soldier
3《島/Island》
1《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge》
2《平地/Plains》
1《永岩城/Eiganjo Castle》
2《山/Mountain》
1《血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep》
2《沿岸の塔/Coastal Tower》
1《頂雲の湖/Cloudcrest Lake》
1《真鍮の都/City of Brass》
1《空僻地/Glimmervoid》
2《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
3《ミラディンの核/Mirrodin’s Core》
4《雲上の座/Cloudpost》
4《粗石の魔道士/Trinket Mage》
3《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》
1《清純な天使/Pristine Angel》
4《回収基地/Salvaging Station》
1《陽光の呪文爆弾/Sunbeam Spellbomb》
1《上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb》
1《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》
1《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
1《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》
1《キマイラ・コイル/Chimeric Coils》
1《ひっかき爪/Scrabbling Claws》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《溶接の壺/Welding Jar》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
1《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp》
4《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
1《団結のタリスマン/Talisman of Unity》
Sideboard:
3《因果応報/Karma》
3《沸騰/Boil》
3《塩まき/Sowing Salt》
3《紅蓮地獄/Pyroclasm》
2《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
1《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp》
■真面目な身代わりとタリスマン
デッキのチューンは基本ターンを考えることから始まりました。
基本ターン、つまりデッキが勝利へ向かうターンのことですが、
このデッキでは《回収基地/Salvaging Station》をプレイする6ターン目が基本ターンということになります。
しかし、環境には5ターン目(もしくはもっと早い)《すき込み/Plow Under》があり、6ターン目では遅すぎるということが判明しました。また、《トロールの苦行者/Troll Ascetic》や《囚われしもの、幽孤羅/Yukora, the Prisoner》などの軽量かつ優秀なクリーチャーにも対応できなければいけませんでした。
そこで、マナブースト兼アドバンテージ取得役として、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を採用しました。
かなり地味なカードですが、それなりにやってくれます。
またタリスマンを1枚増やしています。これも前述の理由からで、2ターン目にこのカードをプレイすることによって3ターン目以降の選択肢が格段に広がります。
■けちエンジン
アスさんのレシピでは《けちな贈り物/Gifts Ungiven》が入っています。調整段階では《けちな贈り物/Gifts Ungiven》から各種フィニッシャーを引っ張り出したり、ほぞ4種を持ってきたりとしてみましたが、どうもアドバンテージが取れてないように感じられました。そこでヤソコンにも採用されている永遠の証人ギミックのようなアイディアが出されました。
けち→
《回収基地/Salvaging Station》
《加工/Fabricate》
《財宝発掘/Trash for Treasure》
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
2枚目のけち→ほぞ4種類
これなら確実に回収基地が手に入ります。しかしマナベースに不安がありました。このエンジンで回収基地を手に入れても、6マナが揃わずプレイできないこともしばしば。アイディアは面白かったのですが、結局このエンジンは不採用となり、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》に席を譲ることになったのでした。
■メロク、サイドボードへ
《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》がメインからサイドボードに落ちています。スペースの都合とエンダーは《清純な天使/Pristine Angel》で十分、という考えからです。しかし、白ウィニーをはじめとする小型のクリーチャーデッキには強力な抑止力となりえますので、サイドボードに2枚積んであります。
■天羅至の掌握
《減衰のマトリックス/Damping Matrix》がどうにもならない事にようやく気が付いたのは大会の直前でした。他にも《粉砕/Shatter》や《供犠台の光/Altar’s Light》という選択肢がありましたが、ライフゲインできるので採用。つうか《解呪/Disenchant》返してください。
■サイドボード
《因果応報/Karma》・・・黒系
《沸騰/Boil》・・・青コン
《塩まき/Sowing Salt》・・・トロン
《紅蓮地獄/Pyroclasm》・・・クリーチャーデッキ(白ウィニー)
《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》・・・クリーチャーデッキ
《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp》・・・追加用
トロンには《接収/Acquire》という選択肢もあったのですが打っても解決策になりませんでした。
しかし《塩まき/Sowing Salt》もあまり効きがよくないです。。。
基本的な動き方
序盤はタリスマンや身代わりでマナ基盤の安定に努めます。
また、粗石の魔道士で持ってくる物に迷ったら上天の呪文爆弾がお勧めです。分かりきったことですが、粗石の魔道士を戻すことによって再度サーチができるからです。
6〜7マナが確保できたら回収基地の登場です。
後は毎ターン各種ほぞでカード引くなり、ライフゲインするなりしてください。ちなみに回収基地が2枚以上とキマイラ・コイルで気持ち悪い動きができます。
これも解説はいらないかと思いますが、
(回収基地が2枚あるとき)
1.回収基地で2枚サルベージ
2.キマイラ・コイルを1マナ払って0/0で落とす
3.回収基地が起きる
4.片方でほぞをサルベージ、もう片方でキマイラ・コイルをサルベージ
5.2に戻る
やられた相手はかなりゲンナリします。やってるほうはかなり楽しいです。
フィニッシャーは主にキマイラ・コイルと清純な天使。場が整えばどうにでもなります。
各デッキとのマッチアップ(カッコ内はサイド後)
緑黒ジャンク 7-3(7-3)
青コン 5-5(5-5)
トロン 4-6(4-6)
黒コン 6-4(7-3)
白ウィニー 8-2(9-1)
推定値。クリーチャーデッキにはかなり相性がいいです。
逆にコントロールは苦手。中でもトロンは厳しいです。
この素晴らしいデッキを教えてくれたアスさん、
調整に付き合ってくれた仲間に本当に感謝しています。
親和亡き後、もうスタンダードでこんなにシナジーを持ったデッキに出会えるとは思ってもみませんでした。
新しいアイディアもひらめいたので、新型Toy Soldierを開発中。
乞うご期待。
----------------------キリトリ----------------------
今日から部活の遠征なので、5/8までネットはお休みです。
ということで先日のToy Soldier俺チューンを解説。
KIG(Konbu is God) - Mamo’s Toy Soldier
3《島/Island》
1《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge》
2《平地/Plains》
1《永岩城/Eiganjo Castle》
2《山/Mountain》
1《血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep》
2《沿岸の塔/Coastal Tower》
1《頂雲の湖/Cloudcrest Lake》
1《真鍮の都/City of Brass》
1《空僻地/Glimmervoid》
2《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
3《ミラディンの核/Mirrodin’s Core》
4《雲上の座/Cloudpost》
4《粗石の魔道士/Trinket Mage》
3《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》
1《清純な天使/Pristine Angel》
4《回収基地/Salvaging Station》
1《陽光の呪文爆弾/Sunbeam Spellbomb》
1《上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb》
1《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》
1《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
1《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》
1《キマイラ・コイル/Chimeric Coils》
1《ひっかき爪/Scrabbling Claws》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《溶接の壺/Welding Jar》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
1《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp》
4《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
1《団結のタリスマン/Talisman of Unity》
Sideboard:
3《因果応報/Karma》
3《沸騰/Boil》
3《塩まき/Sowing Salt》
3《紅蓮地獄/Pyroclasm》
2《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
1《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp》
■真面目な身代わりとタリスマン
デッキのチューンは基本ターンを考えることから始まりました。
基本ターン、つまりデッキが勝利へ向かうターンのことですが、
このデッキでは《回収基地/Salvaging Station》をプレイする6ターン目が基本ターンということになります。
しかし、環境には5ターン目(もしくはもっと早い)《すき込み/Plow Under》があり、6ターン目では遅すぎるということが判明しました。また、《トロールの苦行者/Troll Ascetic》や《囚われしもの、幽孤羅/Yukora, the Prisoner》などの軽量かつ優秀なクリーチャーにも対応できなければいけませんでした。
そこで、マナブースト兼アドバンテージ取得役として、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を採用しました。
かなり地味なカードですが、それなりにやってくれます。
またタリスマンを1枚増やしています。これも前述の理由からで、2ターン目にこのカードをプレイすることによって3ターン目以降の選択肢が格段に広がります。
■けちエンジン
アスさんのレシピでは《けちな贈り物/Gifts Ungiven》が入っています。調整段階では《けちな贈り物/Gifts Ungiven》から各種フィニッシャーを引っ張り出したり、ほぞ4種を持ってきたりとしてみましたが、どうもアドバンテージが取れてないように感じられました。そこでヤソコンにも採用されている永遠の証人ギミックのようなアイディアが出されました。
けち→
《回収基地/Salvaging Station》
《加工/Fabricate》
《財宝発掘/Trash for Treasure》
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
2枚目のけち→ほぞ4種類
これなら確実に回収基地が手に入ります。しかしマナベースに不安がありました。このエンジンで回収基地を手に入れても、6マナが揃わずプレイできないこともしばしば。アイディアは面白かったのですが、結局このエンジンは不採用となり、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》に席を譲ることになったのでした。
■メロク、サイドボードへ
《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》がメインからサイドボードに落ちています。スペースの都合とエンダーは《清純な天使/Pristine Angel》で十分、という考えからです。しかし、白ウィニーをはじめとする小型のクリーチャーデッキには強力な抑止力となりえますので、サイドボードに2枚積んであります。
■天羅至の掌握
《減衰のマトリックス/Damping Matrix》がどうにもならない事にようやく気が付いたのは大会の直前でした。他にも《粉砕/Shatter》や《供犠台の光/Altar’s Light》という選択肢がありましたが、ライフゲインできるので採用。つうか《解呪/Disenchant》返してください。
■サイドボード
《因果応報/Karma》・・・黒系
《沸騰/Boil》・・・青コン
《塩まき/Sowing Salt》・・・トロン
《紅蓮地獄/Pyroclasm》・・・クリーチャーデッキ(白ウィニー)
《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》・・・クリーチャーデッキ
《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp》・・・追加用
トロンには《接収/Acquire》という選択肢もあったのですが打っても解決策になりませんでした。
しかし《塩まき/Sowing Salt》もあまり効きがよくないです。。。
基本的な動き方
序盤はタリスマンや身代わりでマナ基盤の安定に努めます。
また、粗石の魔道士で持ってくる物に迷ったら上天の呪文爆弾がお勧めです。分かりきったことですが、粗石の魔道士を戻すことによって再度サーチができるからです。
6〜7マナが確保できたら回収基地の登場です。
後は毎ターン各種ほぞでカード引くなり、ライフゲインするなりしてください。ちなみに回収基地が2枚以上とキマイラ・コイルで気持ち悪い動きができます。
これも解説はいらないかと思いますが、
(回収基地が2枚あるとき)
1.回収基地で2枚サルベージ
2.キマイラ・コイルを1マナ払って0/0で落とす
3.回収基地が起きる
4.片方でほぞをサルベージ、もう片方でキマイラ・コイルをサルベージ
5.2に戻る
やられた相手はかなりゲンナリします。やってるほうはかなり楽しいです。
フィニッシャーは主にキマイラ・コイルと清純な天使。場が整えばどうにでもなります。
各デッキとのマッチアップ(カッコ内はサイド後)
緑黒ジャンク 7-3(7-3)
青コン 5-5(5-5)
トロン 4-6(4-6)
黒コン 6-4(7-3)
白ウィニー 8-2(9-1)
推定値。クリーチャーデッキにはかなり相性がいいです。
逆にコントロールは苦手。中でもトロンは厳しいです。
この素晴らしいデッキを教えてくれたアスさん、
調整に付き合ってくれた仲間に本当に感謝しています。
親和亡き後、もうスタンダードでこんなにシナジーを持ったデッキに出会えるとは思ってもみませんでした。
新しいアイディアもひらめいたので、新型Toy Soldierを開発中。
乞うご期待。
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今日から部活の遠征なので、5/8までネットはお休みです。
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